【猫の健康診断】気になる費用や結果内容|1歳過ぎたら年に1回、7歳になったら年に2回の定期診断を

猫 健康診断 費用 猫の症状|動物病院

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( ‘A`)人間の世界では、健康診断の結果に一喜一憂、さらにはメタボ健診なるものが登場するなど、健康でい続けるということはそれなりに大変なものですが、方や猫だからといって病気や動物病院と無縁というわけにはいきません。

日頃から食べ過ぎだったり、去勢手術の影響で運動不足になり肥満気味、そろそろオジサン、オバサンな年齢に差し掛かったりと、現在の健康状態を数値というスコアで把握しておきたいところではないでしょうか。

今回は私が猫と共に実際に経験した、健康診断の様子や結果などを伝えていければと思います。何かのきっかけとなれば幸いです。

【猫の健康診断】どんな検査を行いますか?結果が出るまでの道のり

猫 健康診断 費用

( ‘A`)まずは、診察台での簡単なチェックですね。

獣医さんが聴診器で心臓の音をチェックしたり、猫の内外を観察してくれます。

ここまでは肩慣らしみたいなものであり、肝心なのはココからです。

猫の定期検診と言いましても、色々とあるのかもしれませんが、私が希望したのは血液を採取しての健康診断です。

人間でもよくやる検査ですが、猫を相手とするため、獣医さん、看護師さん、そして飼い主と、総動員でドタバタしてしまうこともあるでしょうか。

暴れん坊な猫だと、ややハードルが高くなる採血の瞬間

( ‘A`)まずはエリザベスカラーを装着してもらい、嫌がる猫をどうにか横向きになってらい、足から採血を試みるというスタイルでした。

消毒液?をシュッ、シュッと患部にかけたら、看護師さんが後ろ足を、私が前足を持ったままで何とか横向きの体勢をキープ。

先生が注射針をプスリとやったら、見事に完了!なわけですが、オトナ3人がかりでの勝負ですので、猫の性格によってはとにかく大変です。

健康診断の山場といっても過言ではありません。

注射針が刺されば後は速攻、30秒もかからないで採血完了となるでしょうか。

Dr.カエル
飼い主さんの協力が必要不可欠です。

検査結果は後日、郵送or来院

( ‘A`)猫エイズの検査など、採血したその場で結果が出る場合もあると思いますが、今回の健康診断は、動物病院と提携した(?)メーカーが実施する外注検査でした。

そのため結果は数日後という内容になります。

飼い主側は、結果を郵送してもらうこともできれば、後日改めて動物病院に足を運び、先生から結果を教えてもらうという、2つの選択肢も用意されております。

私は後者を選択しました。ちなみに採血日は、日曜日で結果は翌週の火曜日ぐらいには出ていたと記憶しています。

【猫の健康診断】検査結果は報告書にまとめてくれる|アイデックスラボラトリーズ株式会社の場合

健康診断Chem16

検査項目検査結果単位参考基準値
総蛋白(TP)8.2g/dL5.7~8.7
アルブミン(Alb)3.6g/dL2.6~4.0
グロブリン(Glob)4.6g/dL2.8~5.0
アルブミン/グロブリン比0.78
アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)29U/L34~120
アルカリフォスファターゼ(ALP)31U/L13~119
ガンマグルタミルトランスフェラーゼ(GGT)<0.1U/L<2.5
総コレステロール(Tcho)137mg/dL80~290
総ビリルビン(Tbil)<0.1mg/dL<0.8
グルコース(Glu)109mg/dL74~150
IDEXX SDMA10μg/dL0~14
尿素窒素(BUN)32mg/dL15~33
クレアチニン(Cre)1.7mg/dL0.8~2.1
BUN/クレアチニン比18.82
カルシウム(Ca)10.0mg/dL8.3~10.7
リン(P)4.8mg/dL2.8~6.9

( ‘A`)「低」と判定された「アラニンアミノトランスフェラーゼ」という項目がありますが、これは肝臓に含まれている酵素を示す、主に肝機能の指標となるようです。

参考基準値から外れているからと言って、イコール異常というわけではないとのことです。獣医の先生も問題ないとおっしゃっておりました。

Dr.カエル
尿素窒素(腎臓から排泄される代謝産物で腎機能の低下や消化管内で出血などで数字が上がるようです。)の結果が32、参考基準値の上限が33とのことで、ちょっとばかし塩分を摂り過ぎかもしれませんね。

( ‘A`)とのご指摘も受けたので、心当たりがある場合は、食事内容を見直す必要があるかもしれませんね。

我が家では、おやつのカニカマが怪しいのでは?と思い、与える量を少しだけ減らしてみることにしました。

健康診断セットCBC

検査項目検査結果単位参考基準値
赤血球数(RBC)9.83M/μL7.12~11.46
ヘモグロビン濃度(Hgb)14.5g/dL10.3~16.2
ヘマトクリット(HCT)52.628.2~52.7
平均赤血球容積(MCV)54fL39~56
平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)14.8pg12.6~16.5
平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)27.6g/dL28.5~37.8
白血球数(WBC)13.0K/μL3.9~19.0
好中球数(Neu)7.31K/μL2.62~15.17
リンパ球数(Lym)4.36K/μL0.85~5.85
単球数(Mon)0.28K/μL0.04~0.53
好酸球数(Eos)1.06K/μL0.09~2.18
好塩基球数(Bas)0.00K/μL0.00~0.10
好中球%(Neu)56.2
リンパ球%(Lym)33.5
単球%(Mon)2.2
好酸球%(Eos)8.1
好塩基球%(Bas)0.0
血小板概数(Plat)261K/μL155~641
網状赤血球数(RET)30K/μL3~50

結果が出ても難しい言葉ばかりが並んでいる…

猫 健康診断 費用

( ‘A`)ご安心下さい、上記の検査内容を補完するパンフも付いてきたので、各種検査項目と照らし合わせながら、素人なりに何となく把握することが可能となっています。

【猫の健康診断】検査を受ける前のありそうなFAQ

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予約は必要ですか?

( ‘A`)私はアポなしで行きましたが何も問題ありませんでした。事前に電話を1本入れておけば、その後の対応もスムーズになるのは確かだと思います。予約の有無は病院の規模や混雑具合によっても変わってくるところでしょうか。

検査当日は絶食が必要ですか?

( ‘A`)昔、フラップという処置を受けたことがあったのですが、当日はなるべく食事を与えないでほしいとのことでした。

特に鎮静や麻酔といった内容が待ち受けていたり、エコー検査だったりすると、検査前12時間は絶食を指示されることもあるでしょうか。

しかし、今回我が家の猫が受けた健康診断では、特にそういった注意事項はありませんでした。

どんな時期に受けるのが最適ですか?

( ‘A`)私はプロではありませんので、明確な答えを持っておりませんが、あくまで猫と共に暮らしてきた中で得た経験のひとつを出すとするのであれば、夏は避けたいシーズンと言えるかもしれません。

理由は単純に暑いからです。

空調が整った車両での移動であれば問題ないのかもしれませんが、多種多様な猫用キャリーバッグでの、歩きや自転車での移動ともなると、気温的な負担がのしかかるため、あまりオススメできません。

場合によっては暑さでぐったりしてしまうこともあります。

【猫の健康診断】検査費用や料金はどのくらいかかりますか?

( ‘A`)気になるお値段はズバリ6,000円でした。そこに再診料や消費税がかかって、およそ7,000円ぐらいになるでしょうかね。

まとめ

( ‘A`)猫の状態が分かれば、生活環境や食事の内容を見直すタイミングにもなりますので、その後の未来も変わると言えるかもしれませんね。ちなみに前述の検査内容は、猫が6歳ぐらいの時のものとなります。

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