( ‘A`)感染症など、病気に対する免疫(抵抗力)を付けるワクチン。
人間なんかだと冬場になると猛威をふるうインフルエンザのワクチンが有名ですが、人間同様に猫にも専用のワクチンというものが用意されております。
何のために注射するのか?料金はどのくらい発生するのか?いつごろに接種すれば良いのか?など、わたくしなりに得た経験を伝えられればと思います。
それでは行ってみましょう。
Contents
【猫の予防接種】ワクチンで予防できる感染症などの病気
猫ウイルス性鼻気管炎
( ‘A`)高熱、くしゃみ、せき、鼻炎、鼻水、さらには結膜炎を引き起こせば涙が出やすくなるでしょうか。
人間で例えるなら「風邪」のような症状ですね。
原因はヘルペスウイルスによる感染症とのことで、猫においては代表的な病気のひとつと言えるとか。
食欲も減退傾向ですね。
猫カリシウイルス感染症
( ‘A`)前述の猫ウイルス性鼻気管炎と症状が似ているようで、最初は発熱やくしゃみ、鼻水と言った症状が見受けられるようです。
しかし、症状が進むに連れて、舌や口の周辺に潰瘍が生じることもあるとのことです。ココらへんが決定的な違いと言えそうですね。
また、急性の肺炎へと発展することもあるため、こうなる前に病院にかかりたいところでしょうか。
猫汎血球減少症(ねこ はんはっけっきゅう げんしょうしょう)
( ‘A`)パルボウイルス感染症という呼び方もあるようですが、体内の白血球が極端に減少する怖い病気のひとつです。
主な症状としては高熱、食欲減退、嘔吐や下痢を併発するとのこと。脱水症状にもなりやすく、オトナ猫に比べて体力のない子猫だと、感染するとあっという間というのも珍しくはないそうです。
感染経路としては、罹患した猫の糞尿などにより拡散、パトロール中にウイルスをもらってしまうというケースもあれば、人間の靴裏などに付着して屋内に持ち込まれるということもあるようです。
同ウイルスは感染力が強いのか、地上に排せつされても数カ月は滞在するだけの耐性があるそうです。
特に他頭飼いの場合だと、1頭が感染するとたちまち伝染するため、予防ワクチンは転ばぬ先の杖なのかもしれませんね。
【猫の予防接種】ワクチンの種類とは?

( ‘A`)上述の3タイプの感染症にアプローチする「3種混合ワクチン」が一般的ですが、さらに2項目が追加された「5種混合ワクチン」(クラミジア等)があります。
前者のほうがポピュラーな存在といえるのではないでしょうか。
また、同じ3種でも病院によって取り扱うパッケージが異なります。ココらへんは製薬会社と獣医さんとのつながりによって変化するのかもしれませんね。
例えばピュアバックスRCP(猫用3種混合ワクチン)であったり、猫用混合ワクチン「フェリバック3」だったりします。
【猫の予防接種】はじめてワクチン接種する時の予備知識
初回は複数回の接種が必要

( ‘A`)ワクチンは人間同様に注射をするわけですが、所要時間は10秒に満たないかもしれません。
しかし、生まれて初めてワクチンを摂取するという猫は、効果を確実にするためにも、1~2ヶ月後にもう1回、同様のワクチンを摂取する必要があります。
以降は年に1度、ワクチンを摂取するというサイクルを作っていけばOKです。
猫は通常、母親猫からの授乳で免疫を継承することにより、しばらくは大丈夫だそうです。
この天然の免疫が生きている間は、摂取したワクチンも上手くは機能しないため、切れる頃合いを見て再度のワクチン接種が望ましいようです。
また、免疫が切れるタイミングを狙ってワクチン接種を行うと、免疫をより強く、より長く、獲得することができるとのことです。
これをブースター効果と呼んでいるようです。
体調が悪い時はワクチンを注射できない

( ‘A`)熱があったりとか、コンディション不良では注射も、ままなりません。
最初に簡単な診察もあるでしょうから、当日は獣医さんの判断に委ねられるでしょう。
ワクチン接種後、猫がぐったりしたり、いつもとは様子が異なる場合がある

( ‘A`)ワクチンの接種には副作用がつきまといます。
接種後に元気や食欲がなかったり、発熱が見られる場合があります。
私個人の経験としては、生後2~3ヶ月という段階で動物病院にかかりました。
時期は11月だったと記憶しております。夕方頃に受診したのですが、初めての注射に面食らったのか「ニヤァァァー!!」(痛いぞコノヤロー!)と、鳴きだしたのを覚えています。
帰宅後はいつもと変わらず食事を済ませたのですが、いつもよりちょっと大人しいというか、いつもより早い時間帯に眠りについていました。
これを副作用というのであれば、かなり軽度で済んだと思います。
それから毎年、ワクチン接種を欠かさなかったわけですが、5歳の時の予防接種では副作用が強かったのか、少しぐったりしてしまいました。
猫が4歳ぐらいから、当初とは異なる動物病院のお世話になっていたのですが、ワクチンがフィットしなかったのか、最初の1週間はほとんど水しか飲まず、ずっと寝ているばかりでした。
以降は徐々に回復の至ったわけですが、こういったリスクが介在するのがワクチンの側面かもしれませんね。
翌年、6歳になった猫。昨年のこともあったし、ワクチン接種に対してはかなり消極的な気持ちになっていました。
それでも感染症のリスクも侮れないし、渋々、動物病院に行きました。
ぐったりしたことを先生に告げると、今年はワクチンが新しくなったとのことで、「去年とは内容が違う」という言葉を糧に、処置をお願いしました。
幸いにも目立った副作用もなく、今日も元気に3食据え膳上げ膳の贅沢な暮らしをしているため、何だかんだでアクションを起こして良かったなと思います。
予防接種の時期が近づくとハガキで知らせてくれる

( ‘A`)うっかり忘れてしまうという不覚の事態を未然に防いでくれます。
【猫の予防接種】ワクチンの費用はどのくらいですか

( ‘A`)3種混合だと、再診料込みでおよそ5,000円といった感じではないでしょうか。多少の前後はあると思いますが、めちゃくちゃ高い料金が請求されることはないと思います。
まとめ

( ‘A`)初回は短期間で2回接種、以降は毎年1回のワクチン接種が望ましいといえるでしょうか。